多くの選手を残してチームとしての文化を作りたいという意思を感じる。
 「一家に一台」船生誠也の残留が決まった。

 今シーズン序盤はコンディション不良で出遅れ、シーズン中盤に入ると出場機会すら失う事態に。

 だがチームにフィットしてきた3月以降は出場機会が増え、同時に成功率の低かった3Pシュートも決まり始め、最終的には3P成功率36.7%(18/49)でシーズンを終えることができた。

 彼に関してはハンドラーとしてPG起用できる点が大きく、終盤にその特徴が存分に発揮されたところを見て、もしかしたらチームとして来シーズンに期待するところがあるかもしれないと感じる出場機会の増加であった。

 昨日の青木もそうだが、船生もチームにフィットしてきたからこそ来シーズンの更なる飛躍を期待している感が強く、広島がそれだけチームとしての文化を今いる選手で作っていきたいというものを感じることができる。

 CSを見ていて思ったが、選手層の厚さは勿論大切だが、チームとしての戦い方をヘッドコーチや選手皆が共通理解して動けているチームが強いと感じた。

 その点では広島も選手を集める段階からチームとしての戦い方を作っていく段階に今シーズンオフから入ってきたのかなと感じるわけで、ここは一歩ずつ着実に歩んでほしいなと感じている次第である。



 船生の残留により、現時点での選手状況は以下の通りとなる。

 〇残留決定
 寺嶋、辻、青木、マーフィー、船生、メイヨ

 〇自由交渉選手リスト入り
 ケネディ、エチェニケ、ジャクソン、柳川

 〇発表なし
 朝山、佐土原、井手

 残留決定が6名で、発表なしの3名を合わせると9名となる。

 この3名のうち、朝山と佐土原は残ると予想すると8名。
 井手に関してはチームには残るがレンタル移籍で他チームで修行させると予想して、来シーズンの現時点でのロスターは8名。

 そこから外国籍2名とアジア枠or帰化枠の1名を加えた3名が入ると仮定して11名となる。

 Bリーグの登録人数は10名~13名となっており、特別指定選手は別枠で2名までとなっている。

 つまりはあと2名は日本人選手を補強できるわけで、来シーズンの広島はいっぱいまで、最低でもあと1名は補強するのではないかと予想している。

 やはりロスターが少なかったために怪我人が続出した際には選手起用で苦労したこともあった今シーズンの反省点を踏まえると、もしもの時の緊急補強や早い段階で大学4年生とプロ契約をするための枠を1つ空けておく、ないしはそれを空けずに目一杯使うかのどちらかだと思っている。

 補強するとすれば、第一優先はガードとなるだろう。
 井手をレンタルで出すとなると、寺嶋と青木を補佐する第3のガードは間違いなく必要となるからだ。

 その上でフィジカル面で強みを出せる選手で、試合を落ち着かせることのできる中堅~ベテランのガードを獲得すると予想する。

 その上でもう1名補強するとなると、自分はSGかSFなのかなと予想する。

 インサイドで時間を稼げる選手はアジア枠or帰化枠で入れてくる感があり、日本人ビッグマンを補強する必要がないと感じるからだ(最悪佐土原をPF起用することもできる)。

 そこも辻や船生とは違うタイプ、つまり体格があって当たりに強いタイプになると思うわけだが、どちらにしても今シーズンの広島に足りなかった部分を補える選手を補強することは間違いないと思っている。

 その上で外国籍選手で良い選手を連れてくることができれば、来シーズンの広島は良いシーズンを送れるのではないかと感じている。

 ここの辺りの発表はCSが終了するであろう来週になると思うので、今から良い方向にいくことを願いながら見守っていたいと感じている。

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