寺嶋良が11月28日の日本代表対中国代表の試合でエントリーメンバー入りを果たした。
 勿論2試合を通して色々な選手を試したいというホーバスHCの意図はあるにせよ、ベンチ入りできることはとても大きいこと。

 出場機会があれば是非とも結果を残してもらえたらと考えている。

 

 そんな寺嶋がメンバー入りした日本代表戦の6日後からB1は再開するわけだが、アイザイア・マーフィーが戻ってくるであろうという情報は朗報だと感じる。

 しかしマーフィーと同じくSGやSFを務める朝山正悟が怪我で離脱をしたということで、結局はメンバー数がプラマイゼロという状況になってしまった。

 更にここまでの試合を通して以下の課題が出ていると感じる。

 ①寺嶋に次ぐPG問題

 柳川が故障離脱をして寺嶋に次ぐ存在は青木しかいないわけだが、ターンオーバーの多さが浮き彫りとなっていてここ最近は20分以上の出場ができていない状況。

 そうなると青木のライバル的存在になりつつ寺嶋も刺激できるPGがいたらなと思うところがある。

 ②当たりに強いガード、SFがいない問題

 寺嶋、青木、辻、船生辺りはテクニックはあるが当たりに強いかといわれたらそうではなく、相手選手に当たりに自信のある選手がいると彼らの良さを消されることもあった。

 そうなると当たりの強い選手がいたらなと思うところがある。

 ③メイヨのタイムシェアリング相手問題

 主にPFを務めるニック・メイヨの代わりが現状はケネディとエチェニケの2名のみ。

 しかもエチェニケとなるとジャクソンとの同時出場となるわけで、インサイドは強力となるがミリングヘッドコーチが同時出場をあまりしないところがある。

 それ自体をあまり好まないのかエチェニケとジャクソンでタイムシェアリングをしたいのか分からないが、どちらにしても彼らが同時に出場する選択肢をあまり取っていない。

 そうなるとメイヨのタイムシェアリング相手がケネディしかいないため、ここのところの補強は急務となる。

 つまり、現在補強すべきポジションは以下の3つだと感じる。

 ①当たりに強いガード陣(特にPG)
 ②当たりに強いSF
 ③メイヨとタイムシェアリングができるPF

 外国人枠、帰化選手枠が埋まっていることを考えると日本人選手の補強しかできないため、まず期待されるのが特別指定選手だろう。

 広島は過去に三谷や佐土原といったところを特別指定選手として補強していただけに今シーズンも補強するだろうが、ここも2人までしか登録できないので、恐らくだが大学4年生の選手を1人プロ契約として補強し、大学3年生あるいは4年生を2名特別指定選手として登録するのではと予想している。

 シーズン再開まで1週間を切ったなかでも新加入選手の情報が出ないということは特別指定選手以外の補強は考えていない可能性も高くなってきているので、12月に入ってから発表されてくるであろうこれらの情報を楽しみにしていたいところである。

 個人的には、やはり彼が今年もドラゴンフライズに加入してくれることを期待しているのだが。



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